ギャラリー I (Type Iを使用した観察事例)
●福寿草
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●蓮の葉
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●ハマトビムシ
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●ヒトスジシマカ
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●アミメアリ
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●ユリクビナガハムシ
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●線虫
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●ヒドラ
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2%グルタールアルデヒド固定液で12時間処理した後(脱水や乾燥処理は行わずに)、NanoSuit TypeIに1分間浸し、キムワイプで十分に拭い、そのまま(電子線照射により)観察を行いました。
●アロエ SEM – EDX によるイメージング
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●ネオンテトラ
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ネオンテトラの鱗を、生きた状態のまま観察しました (A-E; NanoSuit溶液Type I)。鱗表面 (B, C)、鱗裏面 (D, E).。元素分析をおこなうと、鱗表面にのみリン (P; 橙) とカルシウム (Ca; 黄) の強いシグナルが確認されます (F)。
●鶏モモ肉 生と冷凍解凍後(NanoSuit溶液Type I使用)
NanoSuit 溶液で保護し、FE-SEM で高分解能観察した「生トリもも肉」表面には、均一なサイズの繊維状の微細構造がみられます。これに対し、同じ方法で調べた「解凍トリもも肉」では、表面の微細構造は壊れていて、且つ液状の物質が表面に染み出している様子が観察されました。このような表面状態の違いが、解凍食材のモサモサ感の原因となっている可能性が示唆されました。
●魚(アマゴ) 冷凍条件が及ぼす影響(NanoSuit溶液Type I使用)
NanoSuit 溶液で処理した「アマゴ(生)」と、「アマゴ(-20 度・家庭用フリーザーで凍結)」、「アマゴ(液体窒素で急速凍結)」像の比較です。光学顕微鏡の低倍率観察でも3つの材料は異なって見えますが、電子顕微鏡で濡れたまま高倍率・高分解能観察すると、表面構造にはさらに大きな違いがあります。生のアマゴの表面には規則的な縞状構造が見られますが、同じサンプルをフリーザーで凍結すると、そのような構造は観察さ れません。一方、液体窒素で急速凍結した試料には、control に比べると少し痛んでいますが、同様な縞状構造が確認されました。
●カニ・カニ蒲鉾(NanoSuit溶液Type I使用)
右側) NanoSuit 溶液で処理した「含水状態の本物の蟹(ボイル・解凍)」と、「本物の蟹そっくりのカニカマ」、「あまり蟹には見えないカニカマ」像の比較です。光学顕微鏡の低倍率観察では、3つの材料は同じもののように見えますが、電子顕微鏡で濡れたまま観察すると、これらの表面構造には大きな違いがあります。「本物の蟹」では、異なる組織に由来する異なる微細構造がみられます(左)。これに対して「生のカニカマ」では、どこを観察しても規則性のある一様な構造で出来ています(中・左)。また同じカニカマでも、本物の蟹に見えるもの(中)では、赤白のそっくりの模様が、独立した柱状の構造に再現されています。一方、あまり蟹には見えない製品(右)には、このような特徴はありません。このような構造の差により、食感の違いが生じているのかもしれません。
●生のネギとフリーズドライのネギ
●輪ゴム
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●ヨーグルトのふた紙ー裏側
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